こんにちは!会社員をしながら二拠点生活をしているtakaです。
二拠点生活をするメリット・デメリットってなに?
コロナによるリモートワークの普及で注目を浴びている二拠点生活。興味が湧いている方も多いのではないでしょうか?
そんな方に、実際に二拠点生活をしている私が二拠点生活のメリット・デメリットについて詳しく解説します!
- 二拠点生活に興味がある・検討している方
- 二拠点生活を始めてデメリットを感じ始めている方
taka
湘南と瀬戸内の二拠点で妻と5歳の息子と暮らしています。エンジニアとして働きながら、二拠点生活の魅力や効率的な実践方法を発信しています。
実際の体験に基づいた信頼性の高い情報を提供し、皆さんの生活に役立つコンテンツをお届けしています。
二拠点生活(デュアルライフ)とは
二つの地域で生活するライフスタイル
二拠点生活(デュアルライフ)とは「都市部と地方」や「自宅と別荘」など、二つの地域に住んで生活を行うライフスタイルのことです。
国や地方自治体も二拠点居住を推進
国土交通省では、二拠点生活をサポートするため、補助金やテレワーク推進などを進めています。また地方自治体も、移住者向けの補助金やイベントを開催し、地域に溶け込みやすい環境を整えています。
例えば、空き家のリノベーション支援や住宅補助金などがあります。テレワークの普及もあり、都市と地方を行き来しやすくなっています。
二拠点生活を始める人、増えてます!
このような後押しもあり、二拠点生活をする人々が増えています。実際、私自身はもちろんのこと、私の友人・知人でも二拠点生活を始めた方が増えています。
増加している要因としては、次のようなものが挙げられます。
- テレワークが一般化したことで、二拠点生活を選択しやすくなった
- 自分らしいライフスタイルを重要視する人が増えた
- 地方で自然に囲まれてゆったりとした時間を楽しみたい人が増えた
このように二拠点生活は、都市部と地方の利点を活用しながら、効率的かつ豊かな生活を送ることができるライフスタイルです。詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
結論:二拠点生活にはメリット・デメリットがあります!
いきなり結論ですが、二拠点生活にはメリット・デメリットがあります。
また、二拠点生活のデメリットを把握した上であらかじめ対策を考えていないと非常に苦労します。
次に、二拠点生活のメリット・デメリットについて解説していきます。
二拠点生活のメリット
まずは、二拠点生活のメリットから紹介したいと思います。
メリット①:それぞれの地域を満喫することができる!
メリット②:新たな出会いが増える!
メリット③:家族の絆が深まる!
メリット①:それぞれの地域を満喫することができる!
二拠点生活を始めるメリットの一つ目は「それぞれの地域を満喫することができる」点です。
それぞれの拠点近郊だけでも楽しめるのですが、拠点を中心にとしてその周辺を含めて楽しむことができる点が大きなメリットです。
特に小さいお子さんがおられるご家庭では、長距離移動や2泊3日以上の連泊は、お子さんにとっても・親にとっても大きな負担になります。
拠点を複数持つことで、移動距離や宿泊期間を短縮できるため、お子さん・親の負担を軽減することができます。
拠点からの距離 | 車 | 新幹線 |
---|---|---|
〜100km | 1〜2 時間 | 0.5 時間 |
〜200km | 2〜4 時間 | 1 時間 |
〜300km | 4〜6 時間 | 1.5 時間 |
私は現在、「湘南」と「瀬戸内」にそれぞれ拠点を構えていますが、実際、一つの地域だけに住んでいてはなかなか行けないような地域にも足を伸ばすことができます。
湘南の拠点:
- 日帰り旅行・・・関東圏の観光地・お店巡り
- 一泊二日 ・・・上越・東北観光
- 二泊三日 ・・・中部・東北旅行
瀬戸内地方の拠点:
- 日帰り ・・・中国五県(鳥取県・島根県・岡山県・広島県・山口県)の観光
- 一泊二日・・・四国巡り、福岡観光
- 二泊三日・・・関西・九州旅行
それぞれの土地でしか楽しめない名物や食材を楽しむことできる点もメリットです。
もちろん現在は流通が発達しているので、各地方の名物や食材は全国どこでも食べられるようになっていますが、やはり鮮度が違いますし、その土地の雰囲気の中で食べるのは格別です。
また皆さんの中にも当てはまる方がおられるかもしれませんが、一つの拠点に住んでいたら「いつでもいけるから・・・」と意外とその土地の名物を食べないってことないですか?
我が家がまさにそうですが、二拠点を行き来していると「久しぶりだから●●を食べたくなったなー」「せっかくこっちの拠点に来たからXXを食べに行こう!」と言う話に良くなります。
しかも不思議なことに、普段食べるよりも何倍も美味しく感じます!
そういった点も、ニ拠点生活のメリットと言えるのではないでしょうか。
※ 外食が増えて、家計と体重を圧迫する可能性はあるのでご注意ください!
それぞれの拠点に合った趣味やスポーツを楽しむことができる点もメリットだと思います。我が家の場合は、それぞれの拠点で以下のようなことを楽しんでいます。
関東の拠点:
- 趣味・・・コンサート、イベント、温泉
- スポーツ・・・サッカー、マラソン、マリンスポーツ
中国地方の拠点:
- 趣味・・・釣り、アウトドア
- スポーツ・・・自転車、ウィンタースポーツ
もちろんどちらの拠点でも楽しめなくもないのですが、やはり各地域で盛んな趣味・スポーツの場合は、競技人口や開催頻度・規模などが大きく異なります。
それぞれの拠点に合った趣味やスポーツを楽しむことができる点もメリットの一つだと思います。
メリット②:新たな出会いが増える!
二拠点生活を始めるメリットの2つ目は「新たな出会いが増える」点です。
二拠点生活では生活圏が二拠点分あるため、出会いの機会も2倍になります。
さらに、二拠点生活を始めると一つの拠点に住んでいた時よりも旅行やイベントへの参加が増えます。その結果、自然と行動範囲が広がり、出会いの機会が増えていきます。
また地域によっては、移住者や二拠点生活のコミュニティがあり、そういった方々との繋がりも増えます。移住先の情報収集にも役立つと思いますので、ぜひTwitterなどで探してみてください。
メリット③:家族の絆が深まる!
二拠点生活を始めるメリットの3つ目は「家族の絆が深まる」点です。
我が家の場合、二拠点生活を始めてから家族での外出の機会が増えたため、ひとつの拠点に住んでいた時よりも家族で行動する機会が増えました。
また、二拠点生活を始める前の準備期間には、家族の将来像やキャリアプランについても話し合うことになるので、それぞれの想いを共有化することができ、これまで以上に家族の絆が深まったように感じます。
このように「家族の絆が深まる」という点も、二拠点生活を始めるメリットではないでしょうか。
二拠点生活のデメリット
次に、二拠点生活のデメリットを紹介したいと思います。
デメリット①:初期費用・維持費がかかる
デメリット②:生活の立ち上げや維持に手間がかかる
デメリット③:人間関係が希薄になりがち
こちらについては対策も合わせてご紹介します。
デメリット①:初期費用・維持費がかかる
二拠点生活を始めるデメリットの1つ目は、「初期費用・維持費がかさむ」点です。
初期費用:
- 住居の取得費用(購入の場合は建物+土地代、賃貸の場合は敷金+礼金など)
- 家具・家電の購入費用
- 引っ越し費用、など
維持費:
- 家賃
- 水道光熱費
- 移動費、など
またメリットの方にも関係してきますが、外出や外食の機会が増えるため、娯楽費や食費も多くなります。
ただし、これらの費用については工夫をすることである程度下げることができます。
具体的な方法については、以下の記事を参考にしてみてください。
デメリット②:生活の立ち上げや維持に手間がかかる
二拠点生活を始めるデメリットの2つ目は、「生活の立ち上げや維持に手間がかかる」点です。
二拠点生活を立ち上げるためには、それなりの準備も必要ですし、それらを維持するための手間もかかります。また、二拠点生活ならではの不満や不便を感じることがあります。
二拠点生活ならではの不満:
- 移動のための荷造りが大変
- 移動前の食料品やゴミ出しの調整が面倒
- 片方の拠点に忘れ物をした時の絶望感
- 地域などによって異なるごみの日やごみの分別の違い
非常に細かいことですが、こういった細かいストレスがボディブローのように効いてきます。そういうときこそ、家族で問題を洗い出し・解決に向けて話し合い・協力していける関係性を維持しておくことが重要です。
デメリット③:人間関係が希薄になりがち
二拠点生活を始めるデメリットの3つ目は「人間関係が希薄になりがち」な点です。
拠点が複数あることで新しい出会いが増える分、それぞれの拠点での人間関係が希薄になる可能性があります。
大人になるとそもそも直接会う機会が少なくなるため、二拠点生活になっても大きな影響はないかもしれませんが、子どもにとっては「年がら年中一緒に遊ぶ幼馴染」のような関係は築きにくいかもしれません。
ただ最近は、SNSの裾野が広がったこともあり、リアルで会うよりもコミュニケーションの機会は増えているように感じます。
もしSNSをやられていない方がおられたら、これを機会にTwitterやLINE、FacebookといったSNSを始めてみるのも良いと思います。
ただ、やはり対面でのコミュニケーションには敵わない部分もあるので、我が家では意図的に直接会う機会も増やすことを意識しています。
【二拠点生活】を成功させるための3つのポイント!
ここからは「二拠点生活」を成功させるにあたっての3つのポイントについて解説していきます。
ポイント①:二拠点生活に向いているか・向いていないかを把握する
ポイント②:二拠点生活にかかるコストを把握する
ポイント③:二拠点生活を始める手順を把握する
ポイント①:二拠点生活に向いているか・向いていないかを把握する
一つ目のポイントは「二拠点生活に向いているか・向いていないかを把握する」と言う点です。
二拠点生活は、向き・不向きがはっきり分かれるライフスタイルです。不向きなのにも関わらず始めてしまうと地獄を見ます。
二拠点生活に向いている人の特徴として、以下のようなものがあります。
- 環境の変化に適応しやすい人
- 移動の負担を苦にしない人
- 生活の両立が得意な人
- 人間関係を大切にする人
一方で二拠点生活に向いていない人の特徴として、以下のようなものがあります。
- 環境の変化に適応するのが苦手な人
- 移動の負担が嫌いな人
- 仕事と生活の両立が苦手な人
- 人間関係を維持するのが苦手な人
向き・不向きを理解せずに二拠点生活を始めてしまうと、あとで後悔することになります。しっかり特性を理解しておきましょう。
詳細については「二拠点生活が向いている、向いていない人の特徴は?【現役二拠点生活者が解説】」をご覧ください。
ポイント②:二拠点生活にかかるコストを把握する
二つ目のポイントは「二拠点生活にかかるコストを把握する」と言う点です。
二拠点生活に関して一番聞かれる質問としては「二拠点生活にかかるコスト」についてです。
確かに二拠点生活には、一つの拠点に住む以上のコストがかかるのは事実です。また、実際に拠点生活を始めてからお金で失敗する方も多くおられます。
これを避けるためには、二拠点生活を検討する上でコストを理解しておくことが非常に重要です。
二拠点生活に関するお金事情について詳しく知りたい方は「二拠点生活にかかる費用は?お金で失敗しないためのポイントを解説!」をご覧ください。
ポイント③:二拠点生活を始める手順を把握する
二つ目のポイントは「二拠点生活を始める手順を把握する」と言う点です。
ここまで読んできて「二拠点生活を始めてみたい!」と思われた方、大丈夫です!
正直なところ、二拠点生活の準備は大変です。また、正しい順番で進めていかないと失敗もします。
二拠点生活を始めるステップとしては、以下のようなものがあります。
- STEP1:二拠点生活のイメージを固める
- STEP2:二拠点生活の移住先を決める
- STEP3:二拠点生活のスタイルを決める
- STEP4:二拠点生活の予算を立てる
- STEP5:二拠点生活の移住計画を立てる
- STEP6:二拠点生活の住居を決める
- STEP7:二拠点生活を始める
詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
まとめ:二拠点生活のメリット・デメリットを把握して対策しよう!
この記事では、二拠点生活のメリット・デメリットについて解説してきました。
はじめに、二拠点生活のメリットについて解説しました。
メリット①:それぞれの地域を満喫することができる!
メリット②:新たな出会いが増える!
メリット③:家族の絆が深まる!
次に、二拠点生活のデメリットについて解説しました。
デメリット①:初期費用・維持費がかかる
デメリット②:生活の立ち上げや維持に手間がかかる
デメリット③:人間関係が希薄になりがち
最後に、二拠点生活を成功させるためのポイントを3つ紹介しました。
ポイント①:二拠点生活に向いているか・向いていないかを把握する
ポイント②:二拠点生活にかかるコストを把握する
ポイント③:二拠点生活を始める手順を把握する
もちろんデメリットはありますが、しっかりと対策することでデメリットを最小化することができます。また二拠点生活によって得られるものも大きいです。
皆様の二拠点生活の参考になれば幸いです!