こんにちは!会社員をしながら二拠点生活をしているtakaです
二拠点生活を始めたいけど、何から始めれば良いの?
二拠点生活を始めたいけれど、どこから手を付ければいいのか分からないという悩みはありませんか?
私も同じように悩みました。普通の会社員として働きながら二拠点生活を実現するまでに、多くの失敗と遠回りを経験しました。しかし、その経験から得た教訓を活かして、今ではスムーズに二拠点生活を楽しんでいます。
この記事では、二拠点生活を検討し始めた方でも、無駄な遠回りを避けてスムーズに始めるための具体的な手順を徹底解説します。 準備段階から実践までのステップを理解し、理想のライフスタイルを手に入れるための秘訣をお伝えします。
この記事を読むことで、二拠点生活をスタートするために必要な全ての手順が分かり、成功の道筋が見えてきます。
効率よく情報を得たい方は、ぜひ最後までお読みください。そして、今すぐ理想の二拠点生活を実現するための一歩を踏み出しましょう!
- 二拠点生活を始めたいけれど、何から手を付ければいいのかわからない方
- ネット上に情報が多すぎて、必要な情報を見つけるのに苦労している方
- 本当に必要な情報だけを効率よく知りたい方
taka
湘南と瀬戸内の二拠点で妻と5歳の息子と暮らしています。エンジニアとして働きながら、二拠点生活の魅力や効率的な実践方法を発信しています。
実際の体験に基づいた信頼性の高い情報を提供し、皆さんの生活に役立つコンテンツをお届けしています。
二拠点生活(デュアルライフ)とは
二つの地域で生活するライフスタイル
二拠点生活(デュアルライフ)とは「都市部と地方」や「自宅と別荘」など、二つの地域に住んで生活を行うライフスタイルのことです。
国や地方自治体も二拠点居住を推進
国土交通省では、二拠点生活をサポートするため、補助金やテレワーク推進などを進めています。また地方自治体も、移住者向けの補助金やイベントを開催し、地域に溶け込みやすい環境を整えています。
例えば、空き家のリノベーション支援や住宅補助金などがあります。テレワークの普及もあり、都市と地方を行き来しやすくなっています。
二拠点生活を始める人、増えてます!
このような後押しもあり、二拠点生活をする人々が増えています。実際、私自身はもちろんのこと、私の友人・知人でも二拠点生活を始めた方が増えています。
増加している要因としては、次のようなものが挙げられます。
- テレワークが一般化したことで、二拠点生活を選択しやすくなった
- 自分らしいライフスタイルを重要視する人が増えた
- 地方で自然に囲まれてゆったりとした時間を楽しみたい人が増えた
このように二拠点生活は、都市部と地方の利点を活用しながら、効率的かつ豊かな生活を送ることができるライフスタイルです。詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
二拠点生活を始めるための7つのステップ
二拠点生活を始めるためには、7つのステップが必要です。
本記事では、二拠点生活を考え始めてから実際に二拠点生活を始めるまでの手順をステップに分けてご紹介します。
STEP1:二拠点生活のイメージを固める
STEP2:二拠点生活の移住先を決める
STEP3:二拠点生活のスタイルを決める
STEP4:二拠点生活の予算を立てる
STEP5:二拠点生活の移住計画を立てる
STEP6:二拠点生活の住居を決める
STEP7:二拠点生活を始める
また各ステップでは、実際に押さえるべき具体的なポイントや関連記事へのリンクが貼ってあります。気になる記事を確認しながら、読み進めてみてください!
STEP1:二拠点生活のイメージを固める
まずは、二拠点生活の具体的な検討を始める前に二拠点生活のイメージを固めましょう。
① 二拠点生活のメリット・デメリットを把握する
まずは、二拠点生活のメリット・デメリットを把握しましょう。
二拠点生活は生活を豊かにするライフスタイルですが、一方でデメリットも存在しています。二拠点生活のデメリットをあらかじめ把握した上で対策を考えていないと非常に苦労します。あらかじめ二拠点生活のメリット・デメリットを把握して、対策をしておきましょう。
二拠点生活のメリットとしては、以下のようなものが挙げられます。
メリット①:それぞれの地域を満喫できる!
メリット②:新たな出会いが増える!
メリット③:家族の絆が深まる!
二拠点生活のデメリットとしては、以下のようなものが挙げられます。
デメリット①:初期費用・維持費がかかる
デメリット②:生活の立ち上げに手間がかかる
デメリット③:人間関係が希薄になりがち
デメリットをあらかじめ把握しておくことで、スムーズに二拠点生活を始めることができます。まずは、二拠点生活のメリット・デメリットを把握しておくようにしましょう。
二拠点生活のメリット・デメリットの詳しい内容については、以下の記事を参考にしてください。
② 二拠点生活の向き・不向きを確認する
次に、二拠点生活の向き・不向きを把握しましょう。
二拠点生活は生活を豊かにするライフスタイルですが、人によって向き・不向きがあります。
二拠点生活を始めた後に「自分には向いてなかった・・・」となってしまうと、金銭的にも精神的にも大ダメージを負いかねません。あらかじめ二拠点生活の向き・不向きを把握して、対策をしておきましょう。
二拠点生活に向いている人の特徴は、以下の通りです。
特徴①:環境の変化に適応しやすい人
特徴②:移動の負担を苦にしない人
特徴③:ワークライフバランスが取れる人
特徴④:精神的な充実感や経験を重視する人
一方で、二拠点生活に向いていない人の特徴は、以下の通りです。
特徴①:新しい環境への適応力が低い人
特徴②:財政的な余裕がない人
特徴③:自己管理が苦手な人
特徴④:物理的な快適さを重視する人
このように、二拠点生活には向き・不向きがあります。まずはこれらを把握して、ご自身や家族の特徴を理解した上で、どのようなライフスタイルを送りたいのかをご家族で話し合ってみてください。
二拠点生活の向き・不向きの詳しい内容については、以下の記事を参考にしてください。
③ 二拠点生活を試してみる
最後に、二拠点生活を試してイメージを固めましょう。
皆さん、移住や二拠点生活という言葉を聞いて、家族全員が同じようなイメージを持つことができているでしょうか?同じ家族であっても難しいと思います。
ここのイメージがズレたまま準備を進めていくと、二拠点生活を始めてから「こんなはずじゃなかった・・・」と後悔することになります。必ず事前に二拠点生活を試しておきましょう。
個人的におすすめなのは、二拠点サブスクサービスADDressを活用する方法です。
二拠点サブスクサービスADDressを利用するメリットは、以下の通りです。
- 全国数百ヵ所の拠点に住み放題
- 光熱費、Wi-Fi、家具家電が完備
- 清掃やメンテナンスの負担が少ない
一方で、二拠点サブスクサービスADDressを利用するデメリットは、以下の通りです。
- あらかじめ予約が必要
- 他の会員と共有する可能性がある
- 自分でやることが多い
これ以外にも、手軽に二拠点生活を体験できるイベントやサービスが出てきています。まずは一度、家族全員で二拠点生活を体験してみることをお勧めします。
二拠点生活サブスクサービスADDressの詳しい内容については、以下の記事を参考にしてください。
STEP2:二拠点生活の移住先を決める
二拠点生活を始めるにあたっては「どこを移住先にするのか」は最も重要な要素です。ここでは、二拠点生活の移住先を決めるためのポイントについて解説します。
① 移住先の条件を洗い出す
まずはじめに、移住先で大事にしたい条件を洗い出すようにしましょう。
二拠点生活を試したことでイメージを持つことはできたと思いますが、家族間で「何を良いと感じているか」「何を大事に考えているか」の認識は合っているでしょうか?同じ体験をしたとしても、なかなか難しいと思います。
ここの認識がズレたまま移住先を検討すると、思わぬトラブルを起こしてしまいます。まずは自分や家族が大事に思っている条件を、スプレッドシートなどに書き出して見ましょう。
具体的な事例としては、以下のようなものがあります。
- 拠点間の移動時間が長すぎないか
- 日用品の買い物ができる場所があるか
- 移住者に対するサポートが充実しているか
- 極端に寒い・暑いなどないか
- 自然災害が多くないか
- 公共サービスが充実しているか
- 子どもに合いそうな学校があるか、など
一度言語化することで、認識をすり合わせることができます。これらの条件は一度書き出したら終わりではなく、この後の工程で加筆・修正していきますので、まずは思いつつくままに書き出して見ましょう。
② 候補の移住先を比較する
次に、候補の移住先を比較しましょう。
先ほど書き出した「大事にしたい条件」と「移住先の候補」を表にして、スプレッドシートで並べて見てください。
比較表はあくまでも話し合いをするための土台づくりであり、「点数が高いところを選ぶ」という考え方ではありません。比較表を作った後に「より大事な条件は何か」「どの条件は絶対に譲れないのか?」をご家族で話し合ってみてください。
③ 最後は直感に従う
最後は直感に従いましょう。
最近ではネットを通じて様々な情報が取れるようになっているため「ネットで調べて条件を比較すれば十分では?」と思いがちです。しかし、移住先を決める前には実際に現地に行って、その地域の空気を肌で感じるようにしてください。
本当に移住してよかった!と思える場所は、行った瞬間に自然と以下のような感覚を抱きます。
- なぜかよくわからないけどすごく落ち着く・ワクワクする
- 自分や家族が楽しく暮らしている姿が想像できる
- その土地の雰囲気が自分や家族に合っている
以下のような場合は、どれだけ条件に合っていたとしてもやめておくのが無難です。
- なんかよくわからないけど雰囲気が良くない感じがする
- 自分や家族が楽しく暮らしている姿が想像できない
- 嫌なことばかり起こる気がする
逆に「なんか微妙な感じだけど、条件が良いからここにしよう」と決めた場合は、移住してから後悔することが多いように思います。ここまでに挙げたポイントを踏まえながら、最後は直感に従ってみましょう。
移住先としておすすめの地域と移住先の選定ポイントについては、以下の記事を参考にしてください。
STEP3:二拠点生活のスタイルを決める
一言で二拠点生活といっても、拠点の場所や住む人・行き来のペースによって様々なスタイルがあります。まずはご家族それぞれが思い描いているライフスタイルと照らし合わせながら、二拠点生活のスタイルを決めてください。
① 二拠点生活のタイプを理解する
まずは、二拠点生活のタイプを理解するようにしましょう。
二拠点生活には、主に「週末二拠点生活」と「季節二拠点生活」の2つのタイプがあります。
週末二拠点生活とは?【週末だけ片方の居住地に滞在する生活スタイル】
週末二拠点生活は、日帰りで移動可能な距離に居住地を2カ所構え、週末だけ片方の居住地に滞在する生活スタイルです。
週末二拠点生活の実例としては、東京と近郊の都市(埼玉県、千葉県など)を往復する人が多く、また、大阪と神戸や京都などを往復する人もいます。
私の友人も、平日は東京で仕事をこなし、週末は地方で家族と過ごす生活を送っています!
季節型二拠点生活とは?【季節や気候によって居住地を切り替える生活スタイル】
一方、季節二拠点生活は、例えば夏場は山や海の別荘で過ごし、冬場は都会のマンションで過ごすといったように、季節や気候によって居住地を切り替える生活スタイルです。
季節二拠点生活の実例としては、夏には北海道や沖縄のリゾート地、冬には沖縄や海外の温暖な地域を選ぶ人が多いです。また、都会と田舎の別荘を往復する人もいます。
私もこのタイプで、夏は湘南・冬は温暖な気候の瀬戸内で過ごしています!
このように二拠点生活には、週末二拠点生活と季節二拠点生活の2種類があり、それぞれの生活スタイルに合わせて居住地を切り替えることができます。
ご家族それぞれが思い描いているライフスタイルと照らし合わせながら、二拠点生活のスタイルを決めてください。
② 二拠点生活以外のライフスタイルも考えてみよう
次に、二拠点生活以外のライフスタイルも考えてみましょう。
二拠点生活に向いていない方や、ご自身の理想のライフスタイルにならない場合があります。その場合は、二拠点生活以外のライフスタイルを検討してみましょう。
二拠点生活以外のスタイルとしては、以下にようなものがあります。
- スタイル①:ノマドライフ
- スタイル②:ワーケーション
- スタイル③:ワーキングホリデー
- スタイル④:完全移住
二拠点生活以外のライフスタイルについては、以下の記事を参考にしてください。
STEP4:二拠点生活の予算を立てる
① 二拠点生活にかかる費用を把握する
まずはじめに、二拠点生活にかかる費用を把握しましょう。
皆さんは、二拠点生活を始めるための初期費用や二拠点生活の維持費用がどの程度かかるかご存知でしょうか?
二拠点生活を始めた方の中には、二拠点生活にかかる費用を把握せずに見切り発車で始めてしまい、貯金を使い果たしてしまう方が多く見られます。
二拠点生活にかかる費用や予算管理の方法について詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
② 二拠点生活の費用を抑える方法を知っておく
次に、二拠点生活を抑える方法を確認しておきましょう。
二拠点生活を実現するためには、費用を抑える工夫が欠かせません。以下にいくつかの方法を紹介します。
1. 不動産の選び方を工夫する
二拠点生活では、住居費用が大きな割合を占めます。例えば、賃貸物件を選ぶ際には、地方の物件の家賃相場を調査し、予算に合った物件を見つけることが重要です。また、賃貸契約の期間や更新料についても事前に確認し、無駄な費用がかからないようにしましょう。
2. 共用スペースの活用
セカンドハウスとして物件を借りる場合、共用スペースの充実度を確認しましょう。洗濯機やキッチンなどの共用スペースをうまく活用することで、家具や家電の購入費用を抑えることができます。
3. サブスクリプションサービスの利用
インターネットや電気、水道などのインフラ費用を抑えるために、サブスクリプションサービスを活用することも有効です。例えば、インターネットは月額固定料金の安いプランを選び、電気は基本料金の低いプランに切り替えることで、ランニングコストを削減できます。
4. 移動費の節約
二拠点間の移動費用も大きなコスト要因です。移動手段を工夫することで、費用を抑えることができます。例えば、交通機関の割引チケットを利用したり、交通費のかからない方法(自転車や徒歩)を検討することが重要です。
5. 食費の管理
食費も二拠点生活で見過ごされがちなコストです。地元のスーパーや市場での買い物を心がけることで、食費を抑えることができます。また、家庭菜園を始めることで、新鮮な野菜を手に入れると同時に、食費の削減にもつながります。
これらの方法を取り入れることで、二拠点生活の費用を効果的に抑えることができ、経済的な負担を軽減することができます。
③ 二拠点生活の予算不足の対策を考えておく
最後に、費用を抑えても予算が足りない場合には、「収入源の確保」を考えることが重要です。
二拠点生活を成功させるために最も大切で、かつ時間がかかる可能性があるのが「収入源の確保」です。以下の4つの方法から自分に合ったものを選んでみてください。
1. 現在の勤務先を活用する
最初の方法は、現在の勤務先のリモートワークやハイブリッド勤務制度を利用して二拠点生活を実現することです。この方法のメリットは、今の収入を維持できることと、転職活動をする必要がないことです。都心の収入を維持しながら地方で生活できるのは大きな利点です。
しかし、勤務先にリモートワーク制度がない場合や、地域に制限がある場合もあります。まずは自分の勤務先の制度を確認し、それが難しい場合は次の方法を検討しましょう。
2. リモートワーク可能な会社への転職
次の方法は、リモートワークやハイブリッド勤務を取り入れている会社へ転職することです。これにより、今の収入を維持しながら二拠点生活を実現できます。さらに、転職先によっては収入アップやワークライフバランスの改善も期待できます。私自身もこの方法で二拠点生活を実現しました。
転職活動はリスクが伴いますが、転職エージェントに登録して情報収集すること自体はノーリスクです。まずはエージェントに登録してみましょう。
3. 地方での転職
三つ目の方法は、移住先での転職です。地方では求人数が少ない場合が多いですが、ハローワークや地方自治体の求人情報を活用することで、職種や給与情報を確認することができます。小さな地域であれば、地方自治体の窓口に相談することをお勧めします。移住者向けの求人情報も提供している場合があります。
4. 副業を始める
最後に、副業を始めることをお勧めします。地方での転職は収入が大幅に減る可能性がありますが、副業によって別の収入源を確保することでその影響を軽減できます。副業が軌道に乗れば、本業にすることも可能です。今の段階から副業を始めて収入源を多様化することは、二拠点生活をより実現しやすくするための有効な手段です。
これらの方法を活用し、自分に合った収入源の確保を目指しましょう。
STEP5:二拠点生活の移住計画を立てる
予算の目処が立ったら、次に移住計画を立てましょう。
① ライフイベントを把握する
まずは、ライフイベントを把握するようにしましょう。
「善は急げ!3ヶ月後には二拠点生活を始めるぞ!」と勢いで動かれる方もおられますが、ちょっと待ってください。二拠点生活を始めるのは、ご本人だけではなく、ご家族にとっても大きな選択です。家族のライフイベントを把握した上で計画を立てましょう。
例えば、お子様の受験期などとかぶってしまうと、環境の変化への対応で受験に集中できず、移住もお子様の受験もどちらも上手くいかなかった・・・という事態に陥りかねません。必ずライフイベントを確認するようにしましょう。
具体的にライフイベントを把握する一つの方法として「ライフプラン表」を活用することをお勧めします。
全国銀行協会のライフプランシミュレーションでは、「きほんシミュレーション」と「くわしくシミュレーション」の2つが用意されていますが、まずは「きほんシミュレーション」で大まかなライフイベントを確認してみてください。
もし詳細に作成したい場合は「くわしくシミュレーション」を選んでみてください。ライフイベントの整理にはもちろんのこと、資金計画にも役立ちます。
また、自分用に細かく調整したい場合は、スプレッドシートを使ってオリジナルの「ライフプラン表」を作られるのもお勧めです。
個人的には「シンプルなライフプラン表で教育・老後資金を見える化「エクセルのダウンロードできます」」がシンプルでお勧めです。
また、ご家族での移住を考えられているのであれば、家族の将来像やライフプラン・キャリアプランを話し合われることも強くお勧めします。
移住や二拠点生活は、家族それぞれのライフプランや人間関係だけでなく、キャリアプランを大きく変化させる可能性があります。全員にとってポジティブな変化になれば良いですが、そうならない可能性もあります。
誰かの強い思いだけで一方的に進めてしまうと、のちに大問題に発展してしまうこともありますので、家族全員がそのリスクを十分に理解した上で検討を進めるようにしてください。
② 移住日を決める
次に、移住日を決めるようにしましょう。
「漠然と移住できたら・・・と考えていたら、何もしないまま2、3年経過していた」というのはよく聞く話です。
「移住あるある」なのか、私や友人も同じ罠にハマっています
移住日は具体化すればするほどいいですが、最低でも移住年月は仮置きするようにしましょう。
ライフイベント表を参考にしながらにはなりますが、移住日は移住を考え始めてから半年から2年程度を目安に設定してください。
③ 移住までの計画表を作成する
最後に、移住の計画表を作りましょう。
手書きやExcelなど計画表の作り方はいくつかありますが、私は「Notion」を使いました。個人利用の範囲であれば、無料で使えます。
まずは今回ご紹介しているステップを今日から3ヶ月単位で並べてみてください。いつくらいにどんなことをしなければならないかの目安になります
STEP6:二拠点生活の住居を決める
計画が立ったら、次に住居を検討しましょう。
① 住居の選び方を理解する
まずは、住居の選び方を理解しましょう。
住居選びで注意すべきポイント:
1. 古民家の魅力に注意
「せっかく地方に住むなら古民家に住みたい!」と思われる方も多いかもしれませんが、ちょっと待ってください。古民家は魅力的ですが、すぐに住める状態の物件は少なく、手入れや改修が必要な場合が多いです。
2. 空き物件の現状
「地方では空き物件が増えている」と聞くこともありますが、実際には住める物件は少なかったり、不動産屋が管理していない物件が多く存在します。口コミや自分の足で物件を探す必要があり、条件に合う物件を見つけるには時間と労力がかかります。
また長期間空き物件となっていた物件の場合、初期費用や労力が多くかかり、移住後に問題が発覚することも多々あります。(例:老朽化が激しく修繕費が高額になる、地盤が弱い土地だった等)
最初から物件を購入することは避けましょう。
住居選びでおすすめポイント:
1. 賃貸物件を選ぶ
初めての地方移住には、【狙いの地域・近郊にある賃貸物件】がおすすめです。移住前の準備や物件探しで何度も行き来する必要があるため、まずは賃貸物件に住んでみて、時間をかけて条件に合う物件を探すことが賢明です。
2. 移住者向け賃貸物件の活用
地方自治体が提供する移住者向けの賃貸物件も活用すると、家賃などの費用を抑えることができます。こうした物件は費用面での負担が少なく、安心して新生活をスタートさせることができます。
これ以外にも部屋探しで抑えておくべきポイントについては、以下の記事を参考にしてください。
② 実家の利用を検討する
実家の利用を考えてみましょう。
実家を使った二拠点生活とは、現在の住居に加えて実家を活用することで、二拠点生活を実現する方法です。これにより、費用を抑えつつ異なる地域での生活を楽しむことができます。
二拠点生活に実家を利用するメリットは、以下の通りです。
- メリット①:二拠点生活の費用を抑えることができる
- メリット②:親や同居人とのコミュニケーションが取りやすくなる
- メリット③:生活上のサポートを受けられる可能性がある
一方で、二拠点生活に実家を利用するデメリットは、以下の通りです。
- デメリット①:自分の思い描く通りの生活環境にはならない
- デメリット②:お互いの生活リズムを崩してしまう可能性がある
- デメリット③:親や同居人との関係性を崩してしまう可能性がある
実家で二拠点生活を始めたい方については、以下の記事を参考にしてください。
STEP7:二拠点生活を始める
ここまで準備が完了したら、いよいよ二拠点生活を開始しましょう。
① 引っ越しの手順やコツを理解しておく
まずは、引越しの手順やコツを理解しておくようにしましょう。
二拠点生活において、引っ越し重要な要素です。不要な物の整理や荷造り、引っ越し先での家具や家電の用意など、二拠点生活ならではのポイントもあります。
一つ目のポイントは「モノを減らす」です。当たり前の話ではありますが、移動させるものが減らせると、引っ越し費用を大きく抑えることができます。普段から不用品があればメルカリに出したり、売れないものは処分するようにしましょう。
二つ目のポイントは「移動させない」です。特にベッドや冷蔵庫、洗濯機などの大型の家具家電の送料は場合によっては数万円かかる場合があります。その場合、現地で買ってしまった方が安く上がる場合もあります。「大型の家具・家電は送らず、現地で買う」というのも手です。本当に送る必要があるのかどうかはよく考えてみてください。
また、二拠点生活でお勧めの方法が「すぐに必要のないものは置いておいて、必要になったら移動させる」というやり方です。特に「季節型二拠点生活」のタイプの場合は効果的な方法ですので、検討してみてください。
三つ目のポイントは「相場を知ること」です。引っ越し費用は「荷物の量」や「移動距離」また「引っ越しの時期」によって大きく変わりますが、【どの引っ越し業者を選ぶか】によっても大きく費用が変わってきます。引っ越しに際しては必ず【相見積もりを取る】ようにしてください。最近ではWebで一括見積もりできるサービスなども出てきていますので活用してみてください。
ちなみに「引っ越し費用は安ければ安いだけ良い!」と思いがちですが、実際には作業者の人数が極端に少なかったり、作業経験が少ない人が多かったりする場合があります。極端に費用が安すぎる場合は注意してください。
二拠点生活での引っ越しの手順に関しては、こちらの記事を参考にしてみてください。
② 必要な手続きを把握しておく
次に、二拠点生活に必要な手続きを把握しておくようにしましょう。
移住前後で必要な手続きとしては、以下のようなものがあります。
- 移住時に必要な手続き:転出届の提出、転入届の提出、住民票の移動
- 移住後に必要な手続き:公共料金の変更手続き、健康保険の手続き、自動車の住所変更手続き、等
二拠点生活に伴う住手続きや住民票の問題については、以下の記事を参考にしてみてください。
③ 生活や仕事の環境を整える
最後に、生活や仕事の環境を整えましょう。
二拠点生活の家具・家電を準備するポイントについては、以下の記事を参考にしてください。
二拠点生活のインターネット環境を整備するポイントについては、以下の記事を参考にしてください。
以上のポイントを踏まえた上で、生活や仕事の環境を整備して見てください!
二拠点生活に失敗しないためのコツ
① 二拠点生活のトラブルを把握しておく
まず一つ目のコツは、二拠点生活に伴って発生するトラブルをあらかじめ把握しておくことです。
二拠点生活を始めると、次のような二拠点生活固有のトラブルが発生します。
- 事例①:金銭面でのトラブル
- 事例②:人間関係でのトラブル
- 事例③:体調面でのトラブル
事前にどのようなトラブルが発生するかを理解し、対策を考えておくことで二拠点生活に失敗する確率を下げることができます。二拠点生活で発生するトラブルや対策について詳しく知りたい方は、こちらの記事を参考にしてください。
② 二拠点生活の移動の負担を軽減する
二つ目のコツは、二拠点生活に伴う移動の負担を軽減することです。
お子さんがおられるご家庭にとっては、小さなお子様を連れた長距離移動は悩みの種ではないでしょうか。実際、子育てをしながら二拠点生活を送っている私たちにとっても大きな悩みの一つです。
快適な長距離距離移動を実現するための3つのステップをご紹介します。
- 【STEP 1】計画を立てる
- 【STEP 2】事前準備する
- 【STEP 3】移動する
このようにお子様の移動の負担を軽減する方法を理解することで、二拠点生活に失敗する確率を下げることができます。子どもの長距離移動の負担を下げる方法について詳しく知りたい方は、こちらの記事を参考にしてください。
③ 国や地方の支援制度を活用する
三つ目のコツは、国や地方の支援制度を活用することです。
二拠点生活や地方移住を検討する際に、費用の負担が大きな問題となります。この負担を軽減するためには、国や地方自治体が提供する支援制度を活用することが有効です。
国や地方自治体は、移住者向けにさまざまな支援制度を設けています。例えば、引越し費用の補助や家賃補助、住居改修費の助成などがあります。これらの制度をうまく利用することで、経済的な負担を大幅に軽減することができます。
具体的な支援制度の例:
- 引越し費用補助: 移住先への引越し費用を一部補助してくれる制度。
- 家賃補助: 一定期間、家賃の一部を補助してくれる制度
- 住居改修費助成: 古民家などを改修する際の費用を助成してくれる制度
支援制度について詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。各種支援制度の詳細や申請方法など、具体的な情報が掲載されています。
二拠点生活におすすめの本・Webサイト
ここでは、二拠点生活を始めるにあたって参考になるおすすめのサイトとおすすめの書籍をご紹介します。
最近はWebサイトを検索すれば、様々な情報を得ることができますが、全体を俯瞰的かつ網羅的に理解するためには書籍の購入がおすすめです。今回はその中でも特におすすめの書籍をご紹介します。
二拠点生活で子育てを考えている方におすすめの本
こちらの本は、実際に東京から和歌山に移住した料理人の著者が、移住地を選ぶまでの経緯から、家探し、引っ越し、役場や地域の人とのコミュニケーション、子供の教育、お金のことまで、経験談と項目ごとのマニュアル形式でご紹介します。
子育て世代をメインターゲットにした移住解説の本は珍しく、また移住実現のための手順を網羅的に解説してくれているので、子育て世代の方には特におすすめです。
子育て世代のための 快適移住マニュアル: 知っておきたい、田舎でできる仕事・お金・子育て・地域のおつきあい
二拠点生活で転職を考えている方におすすめの本
この本は、4年間で約4,000人にアドバイスしてきた移住×転職コンサルタントが、移住を考え始めた方が実際にやらなければならないアクションプランを、具体的な事例を示しながら説明しています。
「なんとなく移住を考えてるけど、何から始めたら良いかわからない」と感じられている方にはおすすめの書籍です。
移住・就職相談員が教える「移住×転職」 後悔しない移住の計画
二拠点生活を検討されている方におすすめのサイト
二拠点生活や移住を考えている方が気になる制度やお金、生活環境など目的に合わせて学び、理想のライフスタイルを叶えるサポートをするメディアサイトです。
サイトより抜粋
企業が運用しているサイトということもあり、二拠点・移住に関する情報や移住経験者の体験談など、様々な情報が載っていますので、網羅的に情報を得たい方にはおすすめです。
FAQ:二拠点生活に関してよくある質問
まとめ
二拠点生活は、自由な生活スタイルを実現するための一つの手段です。しかし、移住には様々なリスクや手続きが伴います。十分な準備とリサーチを行い、自分に合った生活スタイルを見つけましょう。
また、新しい生活環境に適応するためには、周囲とのコミュニケーションや自己管理など、自己成長も求められます。二拠点生活に挑戦することで、新しい自分や世界を発見することができるかもしれません。
皆様の二拠点生活の参考になれば幸いです!